大丈夫?サウナ後に赤い斑点「あまみ」の健康被害
サウナに入ったあとふと体を見ると赤い斑点が。
これはあまみと呼ばれるもの。
独特な模様にこれは何?と疑問に思ったことや健康被害はないのか?と不安に思った方。
私も初めて見たときはナルトに出てくる呪印みたいでびっくりした覚えがあります笑
今回はそんな疑問や悩みを解決します。
本記事の内容
本記事の内容サウナのあまみとは その語源と由来
あまみは身体にとって危険かどうか 発現の仕組み
あまみがでやすい人消えない人の特徴
筆者は年に100回以上通うサウナ好きでサウナについて勉強したことをブログやTwitterで発信しています。
この記事は5分で読めます。
サウナのあまみとは
サウナ・水風呂の後に皮膚に出る赤い斑模様。
これをサウナ愛好家の間で「あまみ」と呼んでいます。
サウナのあまみの由来
この「あまみ」と言い始めたのは、「サウナ,水風呂,大好き湯守日記」というブログの執筆者であるサウナブログのパイオニア「濡れ頭巾ちゃん」だとされています。
濡れ頭巾ちゃんさんはこの他にもととのうの言葉の生みの親ともされておりサウナ界のレジェンド的存在です。
サウナのあまみの語源
サウナ・水風呂の後に皮膚に出る赤い斑模様。
サウナーの中で使われている「あまみ」ですが、もともとは 北陸、東北地方の方言だそうです。
共通語では「火だこ」が適切な表現だそうです。
サウナのあまみは体に危険かどうか
結論からいうと身体に悪影響を及ぼすものではないです。
低温やけどではないので誤解なきようお願いします。
むしろ あまみはサウナで整った証拠と言えます。
というのも「あまみ」の発現には血液の流れや血管が関係しているからです。
そこでその理由を探るべくあまみが発現するメカニズムについて紹介していきます。
サウナのあまみのメカニズム
人の血管は
・体が熱くなると膨張する
・体が寒くなると収縮する
という特徴を持っています。
というのも血管を膨張させることで熱を逃し、血管を収縮させることで熱を逃さないようにしています。
これをサウナのルーティーンに置き換えてみます。
まずサウナ室に入って体温が上がってくると、体温を調整するために体内の熱を外に放出するため血管を緩めて血液を皮膚に近い方に沢山流そうとして、体が次第に火照ってきます(膨張)
次に、水風呂に入ると体温が下がってしまうことを防ぐために逆に血管を収縮させて血液を皮膚表面に近いところに流れにくくさせます(収縮)
このような流れになるのですが、サウナ・水風呂を行き来すると、この変化が急激に起きるために機能が追いつかず、 身体の中は温まっているのに皮膚近くの毛細血管は引き締まるという現象が起き、血が集まっているところと集まってないところができて、赤み・白みに「ムラ」ができます。
これが「あまみ」の仕組みです。
サウナで出たあまみはサウナで整った証拠
では、なぜサウナで整った証拠と言えるでしょうか。
サウナで整うには体を十分に温めたあと、水風呂に入り方今度は体を冷やす必要があるからです。
合わせて読みたい記事はこちら。
つまり あまみが出るということは体が十分に温まったあとに冷えている=サウナでととのうことができている。
と言えます。
またあまみが出やすい人は血行がよく、体温調整機能がうまく働いているという特徴があると言っていいでいしょう。
ちなみにさきほど紹介した濡れ頭巾ちゃんさんはあまみのことを自身のブログで、
10度以下の強冷水と、
上質なサウナセッションを繰り返すと
カラダ中の毛細血管が開き、
いつしか天女のような文様が
浮かびあがってくる。
ひとが ととのった証に刻印される
天から授かったその文様のことを
『あまみ』という。
という秀逸な表現を使い、サウナで整ったことによる勲章だと言っています。
参考記事はこちらです。
https://ameblo.jp/spasaunalove/entry-12096607194.html
サウナのあまみが消えない!消えない人の違い
長期間「あまみ」が消えない症状は初めてサウナをしっかり入った人に多いです。
個人差によりますが、僕の場合は10分から20分ほどであまみが消えます。
長い人は2日ほどあまみが残る人がいるそうです。
血行があまり良くないなど様々な要因が考えられますが、何回かサウナに通うように慣ればすぐに消えるようになります。
「あまみ」の消えやすさは上でも書いたように 血流良好、体温調節機能の良好の証拠になります。